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物流AIを手がける企業5選|サービスの種類と自社に合った選び方を解説

2026.07.10

物流業界のAI

物流業界では、人手不足や物流量の増加を背景に、AI(人工知能)を活用した業務の効率化・自動化への関心が高まっています。一方で、物流AIを手がける企業は、倉庫運営・配送・在庫管理など得意とする領域がそれぞれ異なり、「どの企業に相談すればよいのか」と迷う担当者は少なくありません。

本記事では、物流AIを手がける企業のタイプとサービスの種類を整理したうえで、注目企業5社と、自社に合った企業を選ぶポイントをわかりやすく解説します。物流AIの導入先を検討する際の参考にしてください。

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現在の業務フローを伺ったうえで、COOOLa WESとの連携方法やデータ活用の進め方をご説明します。

物流AIを手がける企業とは

物流AIを手がける企業とは、AI技術を活用して物流業務の効率化・自動化・最適化を支援する企業のことです。配送ルートの算出や倉庫内の作業計画、在庫の把握など、これまで人の経験に頼ってきた判断をデータとAIで支えるサービスを提供しています。

ひとくちに物流AIの企業といっても、その成り立ちと支援範囲はさまざまです。大きくは次の3つのタイプに分けられます。

  • AI開発会社型:AI技術を本業とし、個別の開発やコンサルティングで物流課題に対応する企業
  • AIプロダクト型:配車や在庫把握など、特定業務に特化したAIサービスをSaaSとして提供する企業
  • 物流システムベンダー型:WMSやWESといった物流システムにAIを実装し、現場の運用まで含めて支援する企業

タイプによって、得意とする業務領域も、導入後にどこまで伴走してくれるかも変わってきます。まずは各社が提供するサービスの種類から、全体像をつかんでいきましょう。

物流AI企業が提供するサービスの種類

物流AI企業が提供するサービスは、倉庫運営の最適化、配送・輸送の効率化、需要予測・在庫管理の3種類に整理できます。それぞれの中身を紹介します。

  • 倉庫運営を最適化するAIサービス
  • 配送・輸送を効率化するAIサービス
  • 需要予測・在庫管理を支えるAIサービス

倉庫運営を最適化するAIサービス

倉庫運営の領域では、庫内のオペレーション全体を対象としたAIサービスが提供されています。入出荷量の予測による人員配置、ピッキングの動線最適化、画像認識による検品の省力化、そして搬送ロボットの制御まで、活用の幅は年々広がっています。

倉庫は物流のなかでも作業工数が集中する拠点であり、人手不足の影響をもっとも受けやすい現場です。AIによる判断の支援と、ロボットをはじめとする設備による実行を組み合わせることで、限られた人員でも回り続ける倉庫運営へ近づけます。

倉庫業務ごとの具体的な活用イメージは、別記事「倉庫へのAI活用とは?活用できる業務や今後の必要性、意識すべきポイントを解説」で紹介しています。

配送・輸送を効率化するAIサービス

配送・輸送の領域では、トラックとドライバーの動きを最適化するAIサービスが充実しています。どの車両がどの訪問先をどの順に回るかを自動で算出する配車計画、車両の位置をリアルタイムに把握する動態管理、トラックの入場予約による待機時間の削減などが代表例です。

ドライバー不足と労働時間の規制強化が進む輸送の現場では、1台・1人あたりの生産性を引き上げる工夫が欠かせません。ベテランの配車担当者が頭の中でおこなってきたルート組みをAIが代替できれば、属人化の解消と効率化を同時に進められます。

倉庫と輸送はつながった工程のため、両方の領域を視野に入れた検討がおすすめです。

需要予測・在庫管理を支えるAIサービス

需要予測・在庫管理の領域では、「何を・いくつ・どこに持つか」という判断を支えるAIサービスが提供されています。過去の出荷実績から品目ごとの需要を予測するもの、発注のタイミングと数量を自動で算出するもの、IoTセンサーと組み合わせて在庫量をリアルタイムに計測するものなど、アプローチは多彩です。

過剰在庫と欠品はどちらも経営への打撃となるため、在庫判断の精度向上は多くの企業に共通する課題だといえます。経験頼みの発注からデータにもとづく在庫運用へ移る入り口として、この領域のAIサービスから検討を始める企業も増えています。

在庫管理へのAI活用の詳細は、別記事「在庫管理へのAI活用とは?できることや今後の必要性、意識すべきポイントを解説」で紹介しています。

物流AIを手がける注目企業5

物流AIを手がける注目企業として、倉庫運営・輸送・配車・ロボット・在庫管理と領域の異なる5社を紹介します。

  • ブライセン(COOOLa WES)
  • Hacobu(MOVO)
  • オプティマインド(Loogia)
  • ギークプラス
  • エスマット(スマートマットクラウド)

ブライセン(COOOLa WES

ブライセンは、物流システムの開発を長年手がけるソフトウェア開発会社です。クラウド型WMSCOOOLa」と、庫内設備・マテハン機器の一括制御・運用管理をおこなう倉庫運用管理システム「COOOLa WES」を提供しており、ロボットを含む自動化設備の導入からWMS連携、サポート窓口までをワンストップで支援しています。

AI実装機能では、入出庫実績などにもとづくABC分析とロケーション最適化、人・モノ・機器の運用最適化を提供し、データ秘匿型AIにより複数拠点を横断した改善にも対応可能です。物流現場の知見を活かし、倉庫運営×AIの領域を構想段階から運用まで伴走します。

HacobuMOVO

Hacobuは、クラウド物流管理ソリューション「MOVO」シリーズを展開する企業です。トラック予約受付サービス「MOVO Berth」、動態管理サービス「MOVO Fleet」、配車受発注・管理サービス「MOVO Vista」などを通じて、輸送と企業間物流の効率化を支援しています。

AI活用の面では、書類を読み取ってデータ化するAI-OCRMOVO Adapter」や、MOVO Vistaでは、自然言語で配送状況を確認できるAIアシスタント機能や、過去の配車実績をもとに依頼先・依頼金額をAIが提案する機能も提供されています。トラックの待機時間や輸配送ネットワークに課題をもつ企業に適した選択肢だといえます。

オプティマインド(Loogia

オプティマインドは、自動配車システム「Loogia」を開発・提供する企業です。どの車両がどの訪問先をどの順に回るかという配車計画の作成を中心に、輸配送の現場を支援するサービス群を展開しています。

配送だけでなく、訪問・点検・出張サービスといった「人が現場へ出向く業務」のスケジュールや人員配置のAI最適化にも対応しており、API提供から個別カスタマイズまで柔軟に選べる点も特徴です。ラストワンマイル配送や訪問業務の効率化を進めたい企業に向いています。

ギークプラス

ギークプラスは、倉庫内搬送やピッキングを自動化する物流ロボットを提供する企業です。GTP型のピッキングソリューションを中心に、庫内作業の省人化・効率化を支援しています。商品を収納した棚やコンテナをロボットが作業者の手元まで自動で運ぶ、GTP型のピッキングソリューションを展開しています。

作業者が倉庫内を歩き回って商品を探す工程をロボットが肩代わりするため、ピッキング作業の効率化と省人化を同時に進めることが可能です。庫内作業の自動化、とくにピッキング工程の改革を検討する企業にとって有力な選択肢になります。

エスマット(スマートマットクラウド)

エスマットは、IoTとAIを組み合わせた在庫管理DXソリューション「スマートマットクラウド」を提供する企業です(2024年に株式会社スマートショッピングから社名変更)。重量センサーを備えたマットの上にモノを置くだけで在庫量をリアルタイムに自動計測し、棚卸や発注の自動化につなげる仕組みを展開しています。

スキャンや手入力を介さずに在庫データが蓄積され、在庫の消費スピードや状況をもとに、AIが欠品リスクや在庫圧縮の可能性を検出し、発注点の変更などを提案できる点が特徴です。細かな部品や液体など、数えにくい在庫の管理に課題をもつ現場とも相性が良好です。

なお、各社のサービス内容や提供条件は変更される場合があります。最新の情報は、必ず各社の公式サイトでご確認ください。

物流AI企業を選ぶときの比較ポイント

AI企業を選ぶ際は、次の3つのポイントで比較しましょう。

  • 解決したい課題と企業の得意領域を合わせる
  • 既存のシステム・設備と連携できるかを確認する
  • 導入後の伴走・サポート体制を見る

まず、物流AIの企業は倉庫・配送・在庫など得意領域が分かれているため、自社の課題がどの領域に属するのかを先に整理してください。課題と得意分野がずれた企業を選ぶと、優れた技術でも期待した効果につながりません。

また、AIのサービスは単体で完結せず、WMSやWES、マテハン機器といった既存の仕組みと連携してこそ現場で機能します。これまでの投資を活かすためにも、接続実績や対応範囲の確認は欠かせません。システム連携の要となるWESについてはWES(倉庫運用管理システム)とは?WMSやWCSとの違い・導入メリットなど全解説で詳しく解説しています。

そして、AI活用は導入して終わりではなく、効果検証と調整を重ねて成果につながる取り組みです。現場への定着や拠点展開まで、どこまで伴走してくれるかを契約前に確かめておきましょう。

物流AIの導入・倉庫の自動化はCOOOLa WESにご相談ください

物流AIで成果を出すには、自社の課題に合った領域のサービスを選び、既存のシステムや設備とつながる形で導入する設計力が欠かせません。とくに倉庫運営の領域では、AIの分析結果を現場の作業とロボットの動きへ反映する仕組みづくりが、成否を分けるポイントになります。

弊社ブライセンは、物流現場の知見をもとに、倉庫運用管理システム「COOOLa WES」によるロボット・自動化設備の導入からWMS連携、AI実装機能による運用最適化までをワンストップで支援しています。倉庫の自動化を構想段階からご相談いただける体制を整えており、既存のWMSや設備との接続にも柔軟に対応可能です。

まとめ

物流AIを手がける企業は、AI開発会社型・AIプロダクト型・物流システムベンダー型に分かれ、倉庫運営の最適化、配送・輸送の効率化、需要予測・在庫管理という3つの領域でサービスを提供しています。本記事で紹介した5社のように、企業ごとに得意とする領域は明確に異なります。

選定の際は、自社の課題と企業の得意領域を合わせることを出発点に、既存のシステム・設備との連携可否、導入後の伴走体制までを比較しましょう。技術の優劣だけでなく、自社の現場で機能する形まで支援してくれるかどうかが、見極めの軸になります。

本記事を参考に自社に合った物流AIのパートナーを見つけ、人手不足の時代にも強い物流体制をかなえましょう。

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